刃鳴散らす感想
前評判は「怪しい。失敗作なんじゃなかろうか」という噂で持ちきりだった(僕の周囲では)この作品ですが、体験版も無くそのまま特攻。ダメもとで始めて見たらこれがなんと・・・
以下、クリア後の感動を分かち合いたい人もしくはプレイする気の無い人のためのネタバレ的感想 (反転じゃありません。ずーっと下にスクロールしてください) キャラクター別感想 武田赤音 外道が主人公で好きな作品になれるのか、と思ったんだが思ったより悪くなかった。それは赤音が堕ちる過程がちゃんと語られているからだろうか。三十鈴を保護してみたり、過去におびえて眠れなくて、自分自身が伊烏に言ったような状況で地面の上で寝る羽目になったりするとことか。 しかしこの女みたいな名前と着物を羽織る趣味はいったい何処から・・・設定上最初は女だったとか? 声優は男の人にやってもらいたかった感じも。よそで言われているほど嫌いじゃないです。 伊烏義阿 魔剣・昼の月ビビった。剣豪小説とか読んでるとこういう技出てくるんだろうか。いや、書いた本人がけっこうそういうの好きそうだからパクりはやらないんじゃないかなあ。 そう考えるとこの技を考えたのは、宙返り+抜刀術というだけでも新鮮。強さの秘密がそこじゃないのはまたよし。 伊烏の気質は・・・単純バカ?復讐への執着がもっと感じられたら・・・根暗扱いされるキャラなので仕方ないのかもしれない。 僕の感想だと、伊烏は魔剣のおまけですか? 滝川弓 最初立ち絵を見たときはそんなにピンと来なかったんだけど、物語の中でかなり光る魅力を感じた。 でもこの話って斬り合いメインなんですよねえ。黒シャツかわいいのに。 弓を守るEDももうちょっと掘り下げがあって良かったなと思うけど贅沢は言うまい。 通常ルートでは無惨に捨てられちゃうけど、それでも愛を貫こうとする姿勢が悲しかった。 二週目の別の意味で捨てられちゃうEDは・・・また別の魅力? 桂葉恭子 うそーん。初っ端で死んじゃうなんてあんまりだー、ですよ。なんか知謀策略めぐらせて社内から弓と赤音の立場を脅かす、みたいなエピソードでもあるのかと思ったんだけど。 ここまであっさり死なれるとそば屋の娘と同程度の扱いだなあ。キャラ立ってたのに勿体ない・・・ 八坂 この絵描きさんって美形からゴツいオッサンまでちゃんとかき分けられるし違和感無いよな。ちょっと口裂けが気になるけど。 八坂はなんてゆーか。嫌いじゃないんだけど。ああ、ヴェドのギーラッハを薄くしたような感じの印象なのかな。 渡四郎兵 もっと活躍するかと思いきや・・・かませ犬キャラでしたか。 喋りでかなり立ち回った印象はあるけど、バトルはかませ犬。相手が雑魚でもいいから奴が敵をざくざくと切り捨てるシーンがあった方がかませ犬としても美味しかったんじゃなかろうか。 一輪 良いキャラ。大人のお姉さんマンセーというか。変人刀工というのも良し。マイケル・ギョギョッペンとか殺戮幼稚園とか。 アルミニウムで刀って打てるんですかね?形だけか。 そば屋の娘 ああ、完全な脇役だな。でも設定資料集には立ち絵が・・・ 武田笙 三十鈴ですね。最初病院で絵が出てきたときは「なんだこのサイバーな人!」とか思ったけど。人によっては目からビームが出るのはいつか?とか思ったらしい。 赤音が彼女を保護して生かしておいたのは復讐に利用するためなんだろうけど、なんか事情は複雑っぽいなあ。 カッとなって斬ってしまった罪滅ぼしみたいなものもありそうなんだよな。伊烏の隣に並べてあげたりするし。 でも生涯に一度しかないであろう試合に仕込みやっちゃうのはいけないですね・・・ 石馬"雪緒"戒厳 まず「やられたー!」ちうか。どうも二週目からおかしいなと思っていたらアレですよ。そして戒厳の野望東京版。 軍服美少女弱いんだよなー。ついでにミニゲーム中も強くて萌えた。 よけいなおまけだ!とか言われるかも知れないけど、こういうおふざけは嫌いじゃないんで。 総評 なんか好き嫌いすごくわかれるみたいですねえ。僕は総合的に見て満足だったんですが。 文章に勢いがないって書いてる人がいるみたいだけど、それはそれで表現方法の違いとして面白いのでかまわないと思うんですね。 上記キャラごとに書いてる中で物足りなさみたいなものを書きましたけど、その辺はプレイヤーの脳内補完で? 同人誌書く人には都合良いかもしれませんね。 音楽は「鍛冶師」一輪のテーマが好きかな。あとは「暴君歓喜」とか。 ボーカル曲はどちらも少しあっさりかな。サントラを待ちましょうか。 |