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塵骸魔京感想

 天使ノ二挺拳銃が年明けすぐに出て、これが春先に発表されて「6月末?出るわけが・・・」と思っていたらあっさりマスターアップして予定通り発売された塵骸魔京。ずいぶんスケジュール余裕だなあと思っていたけど実際どうなんだろう?体験版やった限りではとても期待できる内容だった。さてクリアした感想は・・・

以下、クリア後の感動を分かち合いたい人もしくはプレイする気の無い人のためのネタバレ的感想
(反転じゃありません。ずーっと下にスクロールしてください)










































キャラクター別感想
克綺
 ゲームプレイ前は冷たい奴かと心配していたが、やってみて不安は拭われた。
独特の「空気の読めなさ」があるので最初は変な感じだけどすごくいい奴だ。
頭の良さがちゃんと戦闘に活かされていて「空気から二酸化炭素だけ追い出す」とか「共鳴を利用して周囲の物体を破壊」とか素直に関心した。
でも「僕は暗算が得意だ」とかいって計算機みたいなすごい桁の計算をぱっとやっちゃうのは苦笑。ほんとにどっかのエピソードでしか聴いたことのない「天才」だな。
しかし克綺の設定は放り投げだらけだなあ。目とか心臓とか。なんとかFDが出ないものか。

イグニス
 設定は最高。でも劇中考えてることがよくわからなかったりする。なんで克綺とデキちゃったのか?
イグニスは克綺から見れば充分に魅力的な女性かも知れないが、逆はどうか…以前から目をつけていたので情がわいてしまったんだろうか?でも殺すときはあっさりだし。まさに女心と秋の空といった感じだが、何しろ真相は描写不足もあってわからない。
後から聞く理由で克綺を守ろうとする理由は納得なんだけど。
キャラクター設定が良いだけにシナリオの密度が相対的に薄くてとても惜しい。
復活後の活躍なんてすごく格好いいのでもっとCG使ったりしてばばーんと見せて欲しかったのだが。
エンディングは別れる方(サインが流れる方)が好き。
ちなみに、峰雪が木刀使うのってこのルートだけなんだよな。

風のうしろを歩むもの
 三人のヒロインの中では1番好きというか、シナリオが好き。
ヨダ絵があんなに見られるとは予想外。克綺がまだ見ぬ大食漢な少女を想像するシーンは必見。
卓球するのにエレベーターが罠だとか言って克綺をおぶった揚げ句頭をぶつけてみたりするところは笑えた。
まあそんなオモシロな名場面もさることながら、燃えるシーンも泣けるシーンも盛りだくさんで良い。
共鳴を利用した破壊とかすごいなありゃ。
EDはこれも別れを選ぶ選択肢の克綺が好演でとてもいい。
このシナリオは主人公とヒロインがくっつく理由もなんとなくわかるし、描写も丁寧だし良いところばっかりだな。
ちなみに風ぽの「塩、おいしーよ」という台詞のおかげで近所のラーメン屋に行きたくなった。

管理人さん
 なんかヒロインらしくないなあ。
対等な立場でなく、あくまで保護者としてみたいなスタンスを崩さないんだものな。そりゃお母さんだと思って、とか連呼されたら萎えるわ。
デモベのライカさんとキャラ立場かぶり過ぎなのは周知の事実か。
絵だけ見たらかなりいい感じだったんだけどキャラの設定に難ありだったのかな。主人公の恋愛対象として見なければ悪くないんだけど。
まあ「もっとも古き祈り」という設定上ヒロインにはちょっと無理があったかな。


 ヒロインになり損ねた妹。テレパシーの無い克綺との日常のやりとりはいちいち微笑ましい。
しかしいきなり血が繋がってないとかいう無駄複線はどうよと。
多分開発期間という大人の事情なんだろうけど、ルート削ったのなら複線も消しておけと。
しかし峰雪不憫だなあ・・・

牧本さん
 ヒロイン成り損ね第二弾。
妙な選択肢と台詞があった為にヒロイン候補だったことがバレバレ。
設定に寄ればなかなか燃える殺し愛が見られただろうに勿体ない。
しかし委員長気質かと思いきや酒が普通にいけたりとなかなか以外性が。惜しい。

DD(ディディー)
 棚ぼたヒロインというか。最後の最後に全部持って行った上に余計な複線をばらまいてしまう。
まあ劇中魅力的な役柄だったし嫌いじゃないんだけどさ。
彼女のオマケシナリオ作る余裕で正規ヒロイン候補のシナリオ作るとか複線消すとかしてほしかったのは事実。
しかし最初の頃は「敵か?味方か?」と思っていたら死に神だものなあ。こりゃ一本取られた。

その他キャラクター

峰雪
 主人公を除き男性部門一位だよな。
生身で克綺と一緒に魚人捕獲しようとしたり、けっこう度胸が据わっているのは寺の子だからか?
しかしミュージシャン志望って・・・楽器弾けるの?木魚?(実際木魚は吹奏楽で使うことがあるけど単体では使い物にならないな・・・)と話が逸れた。
難しい台詞ナイス。それに内心冷静なつっこみを入れてる克綺もナイス。良いコンビだ。「ミネユキはどのお話でもミネユキ」。

メル
 どの辺が最強だったのか。生徒の間で敵うものが居ないからそう呼ばれていただけ?
いいキャラだったんだけど、味方なのか敵なのか悪い奴ではないのでイマイチすっきりしないんだよな。
もっと苦悩や葛藤をじっくり見せてくれれば良かったのに。

田中
 いいキャラなのに出番少な過ぎ。島津実直拳。

雪典
 スーパー噛ませ犬。金髪裸ネクタイ。
どのシーンでもやられるときはあっさりやられすぎかと。吸血鬼なんだからもっと粘れよなあ。



総評
 「惜しい」。この一言に尽きる。かつてのニトロなら作品としての完成度を重視して発売日を延ばすこともしただろうけど、最近は発売日を守るようになった反面内容が物足りない作品が増えてきている気がする。デモンベインの時もパートボイスがあったりしたし。エルザルートが無かったのは仕方ないのかな。
多作品の話はともかくとして、牧本さんのルートが無かったのは痛い。恵のルートは個人的にはいらないんだけど・・・
ほんと、FDだして欲しいよな。魅力的に作られたキャラクター立ちが浮かばれない、て死んだかのようだが活かしきったとは言い難いんじゃ無かろうか。満足できるのは「風のうしろを歩むもの」くらいだもんな。
あと、燃えを期待するには悪役が力不足だった。勧善懲悪じゃない話というのはもちろんアリだと思うんだけど、そういう条件で話を組み立てるには力が及ばなかったという感じ。
音楽は別途感想を設けたかったが余裕がないので好きな曲だけをいくつかピックアップしてサントラの感想も一緒に。今回はBGMライナーノーツもあって嬉しいですよ。

サントラ感想
孤高之魂魄(ここうのたま)(1-1)
 個人的にはメロディに音を伸ばした歌詞を乗せるのが好きじゃないので、全編中国語でも良かったなあと思っている。
曲はさすが大山さん。またも新鮮な印象でおもしろい曲だと思った。この人の曲には毎度毎度驚かされ、楽しませてもらっている気がする。
夢幻万華鏡(1-2)
 これも大山さんか。別名DDのテーマ曲。独特のエスニックな曲調とボーカルが古い日本やアジアの音楽といった感じを生み出している気がする。
倦怠甘露(1-04)
 途中でにぎやかになってハーモニカ(ピアニカ?)のような音が混じる辺りからが好き。 追憶琥珀色(1-05)
 かなこさんのコーラスがきれいな優しい音楽。琥珀色という表現はなんとも的を射ている感じ。
異境流浪(1-07)
 イグニスのテーマ、かな。彼女のテーマだというせいか、何か意志の強さというか決意のようなものを感じる気がする。
哀愁サアカス(1-16)
 これ、立花さんの作曲なんだよなあ。彼がギャグシーン用の曲を作るとこうなるのか、というのが実にわかりやすいというか混沌とした中に緻密さがあるというか。不思議な曲。
異形繚乱(2-01)
 これ、タイトルが「伴天連蝙蝠」と逆なんじゃないかと以前どこかで読んだ気がするんだが確かにそんな感じ。バテレン=キリスト教徒、蝙蝠=吸血鬼の象徴、と考えるとメルクリアーリのテーマ曲なんだよなあ。スペイン風の酒場とかで流れてそうな感じが良い感じ。
驍勇再起(2-11)
 大山さんの「ここぞというシーン」の曲。今回もありました。イグニス復活シチュ燃えみたいな。
ちょっと今回はパワー不足かなあ。持ち上げるのかなあと思ったら低空飛行維持みたいな展開で、盛り上がるのがちょっと遅い。いまいち盛り上がりきらない感じだけど、まあやっぱり好きな曲だ。
涼風(2-12)
 風のうしろを歩むもの、のEDにぴったりの曲。ピアノの旋律がとても優しい。僕の好きな二番目のEDにしっくりくるんだよなあ。
サイン(2-13)
 入り方がゲームの方に合わせてあって、かなこさんのアルバムとはちょっと違う感じだけどこっちの方が厳かな感じかなあ。陽炎もノリが良くて好きだけど、このアルバムで一番好きなボーカル曲というとやっぱりこれなんじゃなかろうか。
文句の付け所がない。
EDにも合うけど、シナリオがシナリオなら挿入歌として一山あったところに使っても良い曲だなあと思う。ハロワのThere's the earth link somewhereみたいに。
陽炎(2-15)
 アルバムアレンジよりオリジナル版の方がアレンジは好きかもしれない。ちょっとアレンジとしては最初に持ってきた部分がちょっと冗長かなと。半分で良い。
ラテン調のメロディとリズムはBLAZE UPに通じるものが。

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