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"アコースティックアストゥーリアスライブ
in 御茶ノ水アイリーンホール"
2004/03/06 ライブレポート

ライブ開始前
 今日はアコースティックアストゥーリアスとしては2度目の、そしてワンマンライブとしては初めての日である。
本日はヴァイオリンのクラスの皆さんを誘ったら殆ど「聴きに行く」という事で大所帯になってしまった。
教室が終って一度解散してから現地で合流、というかバラバラに入るっぽい感じに。

僕は丸の内線の御茶ノ水駅から来たのだが、アイリーンホールの場所(OCCビル)はすぐに分った。
途中、事前にiタウンページで調べておいた花屋へ立ち寄る。便利だなiタウンページ。
「お、あそこだな?」とOCCビルを発見すると、丁度ドアをくぐる人影。本日ゲスト出演のいとうかなこさんではなかろうか?
あの背格好に着ている服の感じがそう思えたのだが・・・確認はできず。
とりあえず風が吹くと寒いので自動ドアの内側に入り込む。早く着いたので地下にあるアイリーンホールからリハーサルの音が聞こえてしまった。何を聴いてしまったのかはここではまだ内緒。
ここで全部聞こえてしまっては楽しみが半減する、と待っていると別の北辻さんファンの方(掲示板常連)2人に遭遇。時間つぶしと腹ごしらえの為に隣のマックヘ。
今日は知り合いに良く会うなあ、というかここの関連の知り合いが増えているのだ。

腹ごしらえを終えて戻ると既に階段に7人並んでいた。僕も慌てて後ろに並ぶ。こうしてレポを書きながら待ったりしているとメンバーの皆さんがお外へ出たり戻ってきたり。ちょうど戻ってきた北辻さんが僕に気づいて「あ、カメラお願いしてもよろしいですか?」と本日もカメラマン拝命。

そんなこんなで開場時間が近づき、受付が始まった。受付のお姉さんに顔覚えられてしまったようで恐縮しきり。

さあ開場だ。席は30人分並べてあって、残りは立ち見。
僕は2列目に座れたが、またも撮影には不向きな揚所かも。前の人の頭が・・・
会場にはハロワのBGMが流れていたり。
この曲どのCDに入っていた曲だっけか?という曲や(3rdアルバムのCyber Transmissionでした。ハロワのBGMでも全然違和感無いっ!)、鬼哭街のBGMのアレンジ違いもあったり。
ドリンクは後ろにあるのでご自由に、との事だが今以上に手に何かを持つのは不可能なので今はパス。
カメラのセッティングを確認して残り10分を待つ。
川越さんと大山さんが電子ピアノをセッティングしていた。譜面台とかを説明書みたいなのが一緒に入った袋から取り出して設置していたけども、あれって新品だったのかなあ。隣に据え置きのピアノがあったのでそれを使うかと思ったのだが。

ライブ開始
1曲目 Bird Eyes View
大山さんのギターソロから始まってすぐに曲がわかった。
ホールが狭いせいもあって音の響きが良い気がする。
北辻さん筒井さん
筒井さん、今日はマイクを前回と変えてピンマイクにした模様。
音としてはイマイチなのかもしれませんが、クラリネットの演奏もけっこう楽器が動くもの。ピンマイクの選択は個人的に良いんじゃないかと思います。

曲が終わってMC中にバヨリンに話しかける北辻さん。ボーカリストと違ってマイクは基本的に自分の前に無いので、楽器のマイクでぼそぼそっとコメントをされるのです。大体がツッコミで。

2曲目 Adolesecencia
ヴァイオリンとピアノの部分が重なる所が重厚で好きだ。 クラリネットとヴァイオリンが掛け合いするように組まれているのはアコースティックアストゥーリアスの編成ではよくある曲構成かもしれないけど、そーいうのってメロディを印象付けながらなおかつ飽きさせない工夫がされてるみたいで好きだ。

3曲目 Cryptogam Illusion
何だっけ?アストゥーリアスの曲なんだが。物悲しげなヴァイオリンの旋律が映える、とクラリネットが手を添えるように加わり哀愁を漂わせる。
曲が終わって曲名が言われてから気が付いた。

曲間MC。前回のライブのときから発売されているBird Eyes Viewのパッケージに使われている写真は、練馬の青空なのだそうで。しかも大山さん撮影。
そしてデジターボの協力で全国流通で販売されるようになった新パッケージのBird Eyes Viewは同社のyoshiyuki氏がデザインをしたもの。
大山さんが「全国のゲームショップでお求めになれます」みたいなことを言うと北辻さん「え?刑務所?」「ゲームショップです」・・・今回はボケでした。
北辻さん

4曲目 神の摂理に挑む者たち
あいかわらず血のたぎる曲で・・・今日はピアノソロがあるぞ!曲後のMCで語られた内容によれば、現在廃盤の1stアルバムより、サークルインザフォレストの一部だったらしい。どこかで聴いた事があるなあと思ったわけです。
アレンジを変えて魅せてくれます。
後半もとのメロディに復帰する時のクレッシェンドなんて最高

と、ここでゲストのボーカリストいとうかなこさん登場
シースルーで袖がひらひらした衣装を見て大山さん、「エレガン卜な衣装で」と。
HPの掲示板に「私もみんなに合わせておゴージャスなドレスを着るのだ☆」と語られていたのだけども、確かに気合入ってました。びゅりほ〜

5曲目 涙尽鈴音響(れいちんりんいんしゃん)
元の曲にはコーラスが入るのですが、そこは魅力的なインストゥルメンタルが本分のアストゥーリアス、音器の旋律で見事にカバーです。
1番はヴァイオリンが、2番ではクラリネットがメロディを支えます。
いとうさんと筒井さん

6曲目 O Tempo Passa
いや、いとうさんがゲストで出るという時点でやるだろうなとは思っていたけども。
3rdアルバムクリプトガムイリュージョン最後の曲で上野洋子さんがボーカルをやっていた、唯一アストゥーリアスで歌詞のある曲だ。
いとうさんが歌うと全々達う感じに。
これはインストウルメンタルがアレンジされている事も関係しているのだろう。
女性出演者揃い踏み

7曲目 Dirtance
オープニングのピアノがやっぱりいい。ここ大好き。
曲としての感想は前回も書いたと思うけど、最近思うにアストゥーリアスの曲の中では一番好きかもしれない。

前半終了休憩10分

メンバーが戻ってきた。
もどってきた。

8曲目 カゲロウ
聴いたことあるような無いような。実はこの曲、川越さんの作曲
大山さんの解説によれば「以前『アストゥーリアスやらない?』と参加をお願いしたとき川越さんはアストゥーリアスを知らなかったらしく。そこで自作の曲を聞かせてもらったらやけにアス卜ゥーリアスフレーバーを感じるわけですよ」というわけで「来るべくして来た」とまで言わしめた川越さんのオリジナル曲。たしかにアストゥーリアスとしてまったく違和感ありませんでした。
しかしこの曲、21/16拍子という驚愕の変拍子。この話題が出たとき思わず北辻さんゲッソリポーズ。
難しいので毎日みんな1回は練習したのだそうです。

9曲目 キングクリムゾンの「太陽と戦慄」
プログレマニアなら誰でもわかるらしい。僕は知りませんでしたけど。
なんだかゲームのBGMぽいな。
プログレをまったく知らない女性陣お二人はこの曲のアレンジカバーをやろう、という話をしたときに「バルトークみたいでカッコイイ」と仰ったのだそうで。(お二人ともクラシック畑の方です)
逆に大山さんは「バルトークってなんじゃい?」という状況だったそうで。僕も知りませんでした。

10曲目 Brilliant Streams
この曲の大山さんのギターは他の曲に比べて忙しそう。
ギター、クラ、パヨの順にメインメロディを演奏する
前半はエネルギッシュだが、中盤は流れるような感じ。
演奏中

11曲目 Nostalgia
途中でギターが語りのように入る。
跳ねるような勢いのある部分とメロディアスでちよっと悲しげな印象。

さて、次の曲で最後になりますが、ここでちょっと気の早い話というかニュースです、みたいな感じで「実は今になって評価の高い「流氷」がTVCMに使われる事になりました」
でもこの話にはオチがあって「実はビートルズでもアストゥーリアスでも、JASRACに登録されている曲を使うには膨大なお金がかかるのです。そこで流氷にそっくりな曲を作ってくれと依頼されました」というと会場大笑い。
こうして聴くと笑い話かもしれませんがけっこうよくある話なんですよね・・・僕の好きなショーロ・インディゴだって「版権者がだれだかわからないので急遽ショーロにそっくりな曲を作った」という話だったりして。
あ、ちなみにTVCMの件は「確定」ではないらしいので絶対というわけではないらしいです。「流氷っぽい曲がCMで流れたらそうなんだなって思ってください」との事でした。
さて、そこで最後、

12曲目 Ryu-hyo
筒井さん北辻さん

曲が終わってメンバーが去ると、すかさず拍手がアンコールモードに。

アンコール Global Network
「今日まだやってない曲があります。ミニアルバムにも収録されているグローバルネットワークという曲です」と始まった演奏。
締め付けるような緊張感や孤独感が際立つこの曲だけど、やっぱりアコースティックだとどこか暖かみがあるなあと感じたり。

そしてアンコールが終わったんだけど「まだ聴き足りないぞ」とばかりに再び拍手が揃ってアンコール。戻ってきてくれました。
「いや、実はもう曲のネタが無いので」

という事で再び2曲目にやったアドレセンシアを。
もうここまで書けばレポも撮影もいいだろう、という事で目をつぶって曲を堪能しました。

終わってメンバーの皆さんの集合写真を撮らせていただきました。
出演者集合写真
気が付けば自分のカメラに北辻さんのカメラ、いとうかなこさんのカメラも僕の首に下がった状態でぱしゃぱしゃ撮影。他の方と一緒に撮ってると
「そうやって固まってるとなんだかオタクみたいですねー」と。
いや、見たまんまじゃないですかそれって(笑)否定できないですってば。

今回も思ったけど、曲のことを言葉にして伝えるって凄く難しい。今回のレポ読むと判ると思うけど、曲に関することは殆ど書けていないです。大体曲間MCのことばかり。写真の撮影のお許しが出たのがかなり救いになってますね。無駄玉込みで50枚しかとれなかったけど、これだけ撮れたら十分です。
でも位置が悪かったので川越さんと大山さんが全然写ってないのがすごくごめんなさい。
6時半に始まって大よそ1時間半くらいだったのかな。すごくあっという間でした。
またやってほしいですね、ワンマンライブ。次はもっと大きな会場で。


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