"NITRO SUPER SONIC 2006"
2006/10/14 ライブレポート
ライブ開始前
今回のライブは二部構成の四時間半という事で、会場は14:30から、開始は15:00からというスケジュール。僕もなんとか13:30くらいに到着し、先行して到着していたNaoki君とこうきさんのおかげで物販&お昼ごはん(モス)GET。 時間つぶしを兼ねて歩いているとまあいろんな知り合いに会うこと会うこと。 上記2人に加えてにーさん、山武さん、夏目さんなどなど。 開始時刻が近づいて物販も引っ込み、撃墜王さんや小城さん、犬江さんなどいつもの魔界オフのメンツと合流。今回は指定席なので血眼になって先頭方向を目指すこともなくマッタリと。 席に着くと最近のライブでは恒例のニトロクイズが。 今回は全然チェックしておかなかったので覚えていないです。ニトロプラスに実在するのは?という問題で娯楽室とか武器庫とかが解答リストにあって、答えが「全部」だったり、緻密な数字がらみの問題が出たりしてました。でも以前と被っているクイズはほとんど無かったような。 そんなクイズを後ろ目にコス衣装に着替える連れ三名(僕が"Hello, world."の和樹、こうきさんが同じく"Hello, world."の奈都実、Naoki君は「九郎は多分たくさん居るし」という理由から刃鳴散らすの赤音)。今回はそんなにコスプレしてる人多くないような。僕の席から右前方には九郎コスの景さん、右後方にも九郎とアルのお二方。左後方に竜†恋のヒロインが居たのくらいは確認できたかな。 時間はやや押し気味。客の入場で少し時間をとられたようで。人数も前回に増して多いので仕方ないのかなと。 さてしばらくするとジョイまっくすの「ぴんぽんぱんぽーん」というアナウンスコール。会場がざわつく。「会場での撮影、録音などは禁止です」とかそういう類のアナウンスでしたが。 □第一部□ アフパラ公録 さて、いつもの「アルファのテーマ("Hello, world."挿入歌)」のオープニングに乗ってジョイまっくすとかなこさんと斉藤Kさんが登場。 一瞬わかんなかったんだけど、Kさんはジョイビトロの格好(アフロ被ってないと普通の白キザスーツに真っ赤な鳥の羽根なんだもんなあ) ジョイまっくすは未公開キャラの、月光のカルネヴァーレのヒロインという白とピンクのロリ服らしき衣装。 「膨張色だから太って見える」とか言ってたけど、なんかコルセットでえらいウエスト絞ってたんですが。ぶっちゃけたくましい肉体がコルセットに抗ってあまり効果を発揮していませんでしたが。 順番は前後しますが、スクリーンに舞台裏のなまにくATKさんが登場するシーンも。アフパラの公録時間を使って一枚CGを塗るというリアルタイム企画。原画は月光のカルネヴァーレの一場面と思われ。ステージからの呼びかけに無音声のジェスチャーで受け答えするなまにくさんが変に面白かったり。途中で呼ばれたときはわざとうつぶせに寝ててがばっと起きて慌てるフリをしたり、ステージに出て「月光のカルネヴァーレ」をアピール(今回のプロデューサーはなまにくさん)したり。Kさん曰く「彼はあまりやり直しをしないのが早さの秘訣なんだね。あとで数字の話させてもらいましょうか」とヘッドハント発言したり。 会話はステージに戻り、 「今回はDVD化などありません。・・・ぶっちゃけ前回のライブDVDの売り上げがあまりよろしくなk」とかぶっちゃけた話も。 まずは冗談など交わしつつ来られなかったゲスト(声優)のメッセージ映像が。 最初はアフロを被った謎の男、じゃなくて大十字九郎役の伊藤健太郎さん。アフロはジョイに借りたらしい。芝居の稽古でどうしても参加出来なかったんだとか。毎度声優さんがアフパラに出るとネタにされてるので、こっちは本当に忙しいんだろうなと。 主役の、を強調しておりましたが・・・ もうひとかたはナイア役の折笠愛さん。いきなりナイアさんになりきっての登場なあたりとてもGood。ジョイさんが「やっぱお姉様いいわぁ」とか惚けててKさんに突っ込まれてたなあ。 続いてはゲストを呼んでのトーク。最初はマスターテリオン役の緑川光さんとドクターウェスト役の山崎たくみさんで。 緑川さんは先ほどの伊藤健太郎さんの言葉を取って「あの主役とか言ってる人がですね、舞台の稽古で来られないということで一日二回録ることが多くてですねえ」などと毎度おなじみのちょっと皮肉を込めた苦労話もあったり。この辺は以前アフパラ聞いていれば聞いた話が多かったか。 山崎さんもついこないだのアフパラに出演していたので特にギャップは無く。いきなりウェストになりきった登場で会場が沸いた。 そんな2人で生アフレコという企画が。 果たしてテリオンとウェストだけでとなるとどんなネタが・・・ドラマCDの「テリオンがウェストに物まねを強いる」コントが真っ先に浮かんだけどまあ同じネタやるわけもなく。 今回は鋼屋ジン書き下ろしのシナリオ。内容としては、やっぱり退屈したテリオンがウェストをいじって遊ぶわけなんですが、やかましく登場し「願いを一つだけ叶えてやるのであ〜る!」と叫ぶウェストに対してのテリオンの第一声が 「パン買ってこい」 なワケですよ。当然ウェストも驚愕なワケですが。そして退屈を紛らわす為に大導師が言い出したことは。 「今回の大十字九郎は探偵だったな。余も探偵をやる」 無茶を言うテリオン。あきれるウェスト。ついでにウェストが買ってきたパンについて「蒸しパンとは、虫が湧いたパンの事ではない!」とか。「マジ使えねーな、貴公」と一刀両断。会場爆笑。 場面が切り替わってから「カブトムシうめー」とか「クワガタうめー」とか言ってる(虫パンを食ってるわけですよ)テリオンの常軌を逸した演技はある意味必見。 そして「余が探偵、被害者も余、そして犯人も余」とか言ってるし。なぜか終始ボケるテリオンに突っ込む羽目になるウェスト。被害者がデモンベインで(さっき自分で被害者も自分と言っていたので「余はデモンベイン?!」とかボケたり)舞台は密室、現場は格納庫とかテリオンが言ってるとウェストが「密室広ッ!」とか突っ込むわけで。 その辺でまたテリオンが「この犯行のトリックはすり替え」と意味不明な事を言い出したかと思うと「ボケ倒しのウェストに突っ込み役が務まるわけがない」と言いだし、実はドクターウェストはヘンリー・アーミティッジ(このキャラも山崎さん)が変装してテリオンを倒すべく乗り込んできたのでした!というオチだったのだが(この辺が「すり替え」の意味だと思われ)まあ、アーミティッジのじいさんが単独で乗り込んでテリオンに敵うわけもなく。あっさり撃退されてしまい。 一応裏にいくらでも存在するエピソードの一つというシリアスな一面もあったわけですね。 そして最初の登場シーンと一字一句違わずに長ーい台詞でやかましく登場するウェスト。マスターテリオンのそれに対する返答は・・・ 「パン買ってこい」 会場は再び爆笑。見事なオチでした。 次のゲストはLamentの主役の波多野和俊さんと笹沼晃さん。こちらも生アフレコを。 主人公達が猫人間なので、悪魔という設定の笹沼さんのキャラが猫じゃらしで波多野さんのキャラをからかうという話。ぶっちゃけシリアスっていうか山も谷もない感じで、「パン買ってこい」の所だけ笑えました。 さて、次はお知らせインフォメーションのコーナー。 ニトロくんも登場してここで発表出来る新たな情報などを公開。 月光のカルネヴァーレがチャンピオンRED増刊で連載するとか、合金製デモンベイが出る予定だとか、デモンベインのプラモデル化を進行中だとか(売れ行きが良ければリベル・レギスも・・・とか緑川さんが言ってたら「破壊ロボが先に出ると」みたいな話を山崎さんが振ったり。「円筒と顔とドリルだけの簡単パーツだし」とか) あとは古橋秀之によるデモンベインの外伝小説第三弾が執筆中。など 順番は前後しますが、「ジョイまっくすの一日」ダイジェスト版の放映も。全編はライブ会場で配られた特典CDに。 最初はでじたろう(ニトロ社長)に起こされるジョイ。会社で寝起きしてるのか?とかテロップが入ったり・・・ ちゃんと仕事してます!というかこの映像流す前にニトロくんに 「普段僕より仕事してないんじゃないかと言われているジョイまっくすですが、」 とか言われてましたが。 本編は40分にも渡るという。 で、これが流れた後サプライズ!「タダオ伝説」と称して突然テニス中のオッサンがスクリーンに映し出される。 たまに(主にアフパラCDのおまけとしてジョイまっくすの実話に)登場するジョイの実のお父さんがスクリーンに。 なんかマイペースなところがすごくジョイまっくすに似ている・・・あとは色黒なところ、というのはジョイとマックスの飼い主の叔母さんが言ってました。 この企画はジョイまっくすも知らされてなかったらしく、えらいびっくりしっぱなしの様子でした。 インフォメーションを終えた後は投票ランキング。 20位から11位までを一気に表示。そして10位から6位。 「前回一位のBLAZE UPが6位ですよ」というとハロワのエピソードが。 「これがなかなか出なかったソフトで・・・」「あの、なかなか出なかったソフトの話はやめませんか?」と斉藤Kさん自虐のネタ振り。(これは斉藤Kさん所属のアージュ作品「マヴラブオルタナティブ」がらみのネタ) そして5位からはカウ○ト○ウンTV風の画面で。 1位 STILL (CHiRAL作品「咎狗の血」ED) 2位 孤高之魂魄 (塵骸魔京 OP) 3位 とある竜の恋の歌 (竜†恋 ED) 4位 MOON TEARS(吸血戦鬼ヴェドゴニア ED) 5位 Evil Shine(PS2版 機神咆吼デモンベイン 挿入歌) というランキング。 1位では「腐女子パワーすげー」的なコメントも出ましたが、(斉藤Kさんは決して蔑んだ意味で言ったのではなくジョーク的なフォローとして言ったんだと思われ)このライブの参加者層4割近くとも見られる女子比率を考えると、本家ニトロのゲームをほとんどやったことなくて実質的な選択肢が集中するキラル作品の楽曲が1位に食い込むのは至極当然の事で。順位は中間発表から少しも変わりませんでしたね。 ZIZZのライブ活動を初期から知っている者としてはこのランキング結果は微妙な心境ですが、これも時の流れですかね。この5曲だと「とある竜の恋の歌」が一番好きかな。 そして今回のアフパラでも歌のコーナーが。あとでライブやるから無しかな、と思っていたらこれがまた。今回はワタナベさんが登場。 ゲーム版の「結晶」(天使ノ二挺拳銃 ED)をワタナベさんが歌う。 ワタナベさんはほんとにライブ映えする声をしているなあ。 続いて豪華なことにもう一曲。かなこさんが「ランキング1位の曲を」という事で「STILL(CHiRAL作品「咎狗の血」ED)」。 ここで第一部は終了。 確か途中で「チャコゲー」のED曲を口ずさむジョイまっくすとかなこさんに斉藤Kさんが「お前ら揃っててむかつく」と叫ぶシーンが。ていうかKさんは時折「むかつく」を連呼してました。 「んなマイナーな曲みんな知らんやろ」って言ってましたが僕は知ってました。「知ってるー!」と叫び損ねたのが惜しまれる。 イベント終了と同時にトイレに走る観客。どうやらステージ向かって右側のトイレはえらく混んでいたようで。僕は二階に行って事なきを得ましたがあの混雑っぷりはさすが、前半だけで二時間あっただけのことはある・・・ □第二部□ Liveパート なんとか席に戻って臨席の友人と喋っていると、再びジョイまっくすからのアナウンス。まもなく開始と言っているけど戻ってくる人はまばら・・・ そして暗転。 暗いステージを静かに移動する演奏者達、そして演奏開始、もうニトロのライブでは恒例の □ ジョイまっくす □ ■最凶広報ジョイまっくすのテーマ なぜか拡声器を肩に提げて踊るいとうかなこ嬢。「だってこれ好きなんだもん」とは彼女の談。 ジョイさんが「トップバッターはジョイまっくすです!」と豪語するも Kさんから「いつもモメるんだよね、誰がトップバッターかで」という発言が。 まあ、やっぱりニトロライブのオープニングはこれで盛り上がらないと。 今回は「ジョイ!ジョイ!まーっくす」の部分で腕をクロスして開く振り付けが無かったような。見落としたかな。 続いて登場するのは □ ワタナベカズヒロ □ 「どうも、トップバッター務めさせて頂きます」と挨拶のワタナベさん。今回も(ジョイさんと)張り合う気満々だ。 ■残光(塵骸魔京 ED) 個人的にはちょっとスローバラードで始まってしまって出鼻を挫かれたかなといった印象だけど、曲自体は良いからね・・・曲順は次と逆の方が良かったかな、なんて思ったり。 ■さめない熱(天使ノ二挺拳銃 OP) ■Temple of sul(CHiRAL作品「Lament」挿入歌) 歌い終わってからライブ告知なども。ホビレコードからアルバムを出す予定があるとか(言ってたよ、ね?)、11/25の「ナベ式Vol.2」(ワタナベカズヒロスロウバンド、いとうかなこ、カリキュラマシーンのスリーマンライブ)告知とか。 □ Hassy □ 「久しぶり。去年は出られなくてビデオレターで出演って形だったんだけど、まあアレも気に入ってるんだけどね。着ぐるみとか好きだからさあ。でもやっぱライブはいいね!」と気合い十分のHassy姉さん。 「じゃあPhantomにも魂入れましょうか!」 ■Promise land(Phantom of Inferno OP) ステージを左右に動きながら歌うHassy姉さん。真ん中にずっと居るよりは動いてくれた方が観客からは姿がよく見えるし、ライブ慣れした演出だなあと関心したり。 「次の曲を歌う前に暴露話してもいいかな」と言ってから、「社長、時間押しちゃったらごめんねー」と過去の話を。 「村上アニキとはよく一緒にお仕事させてもらうんですけど、大体村上アニキと私で一週間、一週間で期間もらうと、なぜかアニキが10日で私が3日なんてことがよくあるのよね」 とここまで言って村上アニキは苦笑い。 「ところがその曲の時は村上アニキがサクッと曲を上げてきて、私の方がさっぱり歌詞が書けない。三日経って・・・書けません、五日経って・・・書けません。7日経って・・・書けません。とうとう最後の日の9時になっちゃったのね。 まあ、仕方ない、ちょっと休憩するかーと飲んでしまって、テレビを付けたらアレがやってたのよ。ちゃ〜ちゃららららら〜 って私音痴じゃない?そう、寅さんがね。 私あれ大好きなのよ。それで、終わりにまた寅さんが旅に出るわけよ。『桜、俺ぁ夜明けとともに旅に出る』 夜明け?夜明けとともに・・・夜明けを告げる寅さん、俯く桜・・・そう、Shine(PC版 斬魔大聖デモンベイン ED)は寅さんだったんです」 これには会場も爆笑。 「さて次の曲で私は最後になるわけですが・・・」 と会場からはブーイング。 「お約束と判ってても嬉しいねえ」と次の曲は ■SILENCE(Phantom Integration ED) Hassyさんが去り、暗いステージには楽器演奏者メンバーだけが残り、袖からはSax奏者(泉邦宏さん)も登場。流れ出した曲は □ ZIZZ □ ■The Cyberslayer(鬼哭街 BGM) 待望のインストゥルメンタル演奏は、初のSAX導入でThe Cyberslayer。テンポはゆったりしているものの、曲自体は荒々しい。 そして間髪入れずにドラムが激しいビートを繰り出す。 ■東京上空ドッグファイト("Hello, world." BGM) 思わず一人ウエーブしそうになるほど興奮しましたよ。一人脳内スクランブル。 2003年のライブで第二部にも参加しておけば、と後悔して苦節三年、名曲の生演奏ついに聞くことが出来ました。 そこで いとうかなこ嬢の登場。 □ いとうかなこ □ さわやかなギターのメロディに会場の空気がまた一変。ゲームのテーマ曲でありつつもここ最近演奏されていなかったこの曲が・・・ ■青い記憶("Hello, world." OP) この曲でハロワを知ってニトロの、ZIZZのファンになったという話もよく聞くポップスナンバー。癒された。 そして ■BLAZE UP 今回のランキングでは6位だったけど、去年みたくもったいぶってランキング一位だからとアンコールに回されるよりはライブの中程の盛り上がりで使われてちょっと嬉しかったり。 ラスト近くの「ラーララーラ ラーラーラーラーラ」の部分ではかなこさんが腕を左右に弧を描くように頭上で振る仕草、会場の観客も合わせてサイリュームを持った手を左右に。観客とステージが一体になってるよ!とても満足です。 さて、ここで司会陣が登場、次に登場するのは □ アコースティック・アストゥーリアス □ アストゥーリアスがニトロのライブに登場するのは初めてのこと。 ちょっと贔屓なので個別にメンバーを紹介させてもらうと、当日の左から 川越好博(piano/kye board)、伊藤恭子(Violin)、筒井香織(Clarinet/Recorder)、大山曜(Guiter) 敬称略。 川越さんは沙耶の唄、天使ノ二挺拳銃などから楽曲提供に参加。月の光を弾いているのは川越さんです。 伊藤さんは最近新メンバーとしてアコースティック・アストゥーリアスに参加したヴァイオリニスト。 筒井さんはデモンベインからBGM作成で参加しており、「天才と何とかは(略」(Dr.ウェストのテーマ曲)みたいなのから、「宇宙狂想曲最終楽章」とか、最近だと「竜†恋/或いは英雄は如何(以下略)」のようにオーケストラ編成の曲までを手がける。 大山さんは鬼哭街からBGM、ボーカルともに参加していて涙尽鈴音響(れいちんりんいんしゃん/鬼哭街)や機神咆吼(斬魔大聖デモンベイン)、残夢(刃鳴散らす)、Evil Shine(機神咆吼デモンベイン)など上げればキリがないほどの曲を手がけている。 そのアストゥーリアスが今回演奏するのは大山さん作曲の以下の二曲。 ■グローバルネットワーク("Hello, world."BGM) ■神の摂理に挑む者達―魔を断つ剣は未だ折れず(デモンベイン BGM) 二曲ともアコアスのライブではもうおなじみの曲ですが、初めて聞く人もかなり多かったようで、事前にジョイさんたち司会の呼びかけで「まあ皆さん座って落ち着いて聞かせて頂きましょう」と座った観客はそれはそれは真剣に聞き入ってました・・・なんか1400人とも言われる観客の視線がじっと集中したのではかなり緊張したことでしょう、アコアスの皆さんは。 ヴァイオリンの音量が小さいなあという不満はありましたが、やはり神の摂理に挑む者達あたりでは背筋がゾクゾクしましたね。 終わってからはCD発売告知とそのライブ告知なども。11/8に発売される「Marching Grass on the Hill」に「神の摂理になんとかって曲とか血の薫りなんとかって曲とか、ルミナスなんとかって曲とかが入る予定です」と大山さん。神の摂理に挑む者達(斬魔大聖デモンベイン)と、血の薫り高き薔薇(機神飛翔デモンベイン)、それからLuminous Flowerはちょっとニトロが関わった別会社のゲームで「夜光花」というタイトルで使われた曲。 そして入れ替わりでかなこさん登場。ZIZZが演奏で、江幡さんもコーラスに居て・・・ということは涙尽鈴音響(れいちんりんいんしゃん:鬼哭街より)かな、と思ったら全然違いました。 □ いとうかなこ □ ■幻灯(月光のカルネヴァーレ ED) この曲、途中明るく転調するあたりからちょっとTVアニメのルパン三世のEDに雰囲気が似て居るなあ。発注イメージがそんな感じなのかなあとか思った。ED曲だって話だけど、落ち着いて平和になって海でも眺めながらってシーンなんだろうか。 ■とある竜の恋の詩(竜†恋 ED) アコアスがバックバンドという特別編成での二曲は曲の雰囲気もあってなかなか。良い曲だなあ。 度々登場のかなこさんに「まるで秋のいとうかなこ祭りやねえ、ってシールを集めると皿が貰えるキャンペーンか」と斉藤Kさん 次の出演者は □ カリキュラマシーン □ 「それじゃあ楽しい曲、言ってみようか!」と歌い出したのが ■are you happy ?(竜†恋 挿入歌) ■GRIND(CHiRAL作品「咎狗の血」OP) メンバー紹介。HIDEKIさんの名乗った二つ名は「山梨の種馬」って言ってたっけ。 ■Good bye Aliens(CHiRAL作品「咎狗の血」ED) □ 小野正利 □ カリキュラマシーンがステージを去ると、ジョイさんと一緒に小野さんが登場。 「僕も毎回ライブではジョイさんと漫談させて頂いてるんですが」と軽快なトーク。 「僕は人に歌を教えたりもしてまして、体験教室っていうんですか、そのとき来たのは一組のカップルで、男性の方は普通の格好だったんですけど女性の方は所謂ゴスロリみたいな格好で」 「歌を歌うときは腹筋を使うんですけど、まあ男性の場合は僕が押さえるんですけど、相手が女性の場合はやっぱりやりにくいわけでその場はその彼氏にその役割をやってもらったんですね。そしたらその彼女がアニメ声で『や〜ん』って言ったんですよ。僕も以前だったら『ぁあーん?!』って感じだったんですけどね。・・・(大分溜めて)・・・萌゛え〜」 小野さんの萌゛え〜、に会場は大受け。さて曲は ■残夢(刃鳴散らす OP) 曲間のシャウトも絶好調。 ■MOON TEARS(吸血戦鬼ヴェドゴニア ED) (普段から下らない話してますんで。三曲目は?)<謎メモ。たしかこれに絡んだトークがあった筈。 「次の曲が僕は最後なんですが」というとやはりブーイング。 「Wで始まる曲と言えばー?」と言ったところでもう会場はヒートアップ。「違う曲名言ったら帰っちゃうよ」みたいな事を言っていたが、当然せーので飛び出した曲名はご名答、 ■WHITE NIGHT 今回の小野さんは三曲。実を言うと今までのライブでは本領発揮じゃなかったなあという印象だったんだけど、今回はもう文句なし。残夢って小野さんの曲では比較的音域が低い曲だと思うんですが、これで多分喉の調子を引き上げて、さらに高いキーのMOON TEARSの準備が整い、加えてハードなWHITE NIGHTもばっちりって構図だったのかなあと想像してみた。 □ 生沢佑一 □ ■人、神、機-Man God Machine-(アニメ 機神咆吼デモンベイン OP) ■HOLY WORLD(PC 斬魔大聖デモンベイン OP) これもほんと久しぶりに生で聞いた!だって斬魔大聖のメインテーマなのに前回のデモンベインライブでやらなかったもんなあ。聞けて良かった。 そしてやはりここではお決まりの「我は白き闇!」のかけ声で ■Evil Shine(PS2 機神咆吼デモンベイン 挿入歌) やはり盛り上がる。激しいロックは生沢さんの真骨頂だろう。 そして再びかなこさんの登場。 □ いとうかなこ □ 「私の1stアルバム、パズルからゲームに採用された曲で」と ■ガラスのくつ(沙耶の唄 ED) 「時が経つのは早いもので」とおなじみの文句が飛び出すとやはり会場からは「えー!」「もっとやってー」との声が。 「まーまーまー。とりあえずね、とりあえず」と会場をなだめるかなこさん。 ここでメンバー紹介。ドラムのしげそアニキの紹介になると「あら?今は何も食べてないわね」と言われて良い子にするしげそ兄貴と、「でも後ろに美味い棒が置いてあった」と暴露するかなこ嬢。 第二部一応最後の曲は− ■Lament(Lament OP ラテン語/日本語MIX) けっこう疾走感があってノリの良い曲、ラストにはけっこう良いかもしれない。 ステージを去る演奏者達。すぐさま会場からは拍手が手拍子に変わって「アンコール」のかけ声。しばらくしてステージにZIZZのメンバーが帰ってきた。 しかし歌い手は居ない。そのかわり両方の鼻に縦笛、口には分厚い唇を模ったピーピーいう楽器で喋ろうとしない男が。Sax演奏者泉邦宏。首に下げているのは細長い直線状の金色の管楽器。 ジョイさんが「それはなんて楽器ですか?」と聞くと、口に楽器を付けたまま「んんんんんっんん!」と。一回では聞き取れなかったけど二回目には「ソプラノサックス?」「正解!」 ちょっとだけ「謝肉祭」の一節を吹くシーンも。 ZIZZのドクターウエストと呼ばれている、という紹介をされる泉さんを中心に据えて演奏が始まったのが ■伴天連蝙蝠(塵骸魔京 BGM) アジアンテイストの激しく怪しい旋律。塵骸魔京知らないとさっぱりわからない(宣伝ムービーとかに使われてないですからね)ので曲を知らない人の反応が気になりましたが、BGMであるにもかかわらず見事に会場は盛り上がってました。 そしてコーラスに入っていたかなこさんがそのままボーカルとして中央に移動して、今回のランキング2位の曲を。 ■孤高之魂魄(塵骸魔京 OP) かなこさんとZIZZのメンバーがステージを去り、再びのアンコール。慣れてない観客が多いのか、一度目のアンコールに比べて声も手拍子もなかなか揃わず、まずいなと思ったんだけど諦めないでアンコールを呼びかけ続けた。 こういう公演って、大体出演者が最後に全員登場して挨拶するものなんですよ。そうでなくても照明がついたりアナウンスが入って「今回の公演は以上を持ちまして終了しました」とか言われるまでは終わっていないのです。観客には、たとえ追加の演奏が無くても感動しただけそれを出演者に伝えるべくアンコールを呼びかける権利があるんです。 そしてやっぱり答えてくれました。最後に登場したのは生沢さん。上半身はジャケットを羽織っただけで見事な腹筋が前回のライブに増してまぶしい!最後の曲は ■機神咆哮ッ!デモンベイン(機神咆吼デモンベイン) ここでのかけ声は「我は魔を絶つ刃」でした。 演奏が始まると、天上から銀のテープが降ってきて盛り上がりに追い打ちを掛ける。 拳を突き上げる煽り方は2003年のライブから変わらず。観客も応じる。まさにステージと観客が一体となってラストを盛り上げた一曲でした。 ライブが終わって・・・ 今回のライブでは"Hello, world."の曲が四曲。去年アンコールでのBLAZE UPだけだったのを考えるとハロワファンにはなんとも贅沢なセットリストではありました。 ホントは演奏頻度がさらに低い「煌星」、ライブではたしかハロワ発売キャンペーン時のイベントと四谷天窓でしか歌っていない「There's the earth link somewhe」あたりが聞きたいんですがそれは過ぎた要望でしょうね。「アルファのテーマ」みたいな電波ソングも賛否両論とは思いますがたまにはやって欲しいかもと思ったり。 電波ソングと言えば「萌えて進め!」もやってくれなかったか・・・あれはちょっとした受け狙いとしてはけっこういいと思うんだけど残念。あと「天意悠久」も聞きたかったなあ。希望を上げたらキリがないですね。次に期待しましょう。 BGM系演奏が入っていたのはとても良い感じ。今後のライブでも期待したいところです。 ボーカリスト総出演はもう文句なし。ボリューム的にはおなかいっぱいです。ほんとこれだけやってもらえれば感無量・・・惜しむらくはDVD化されないということ。 カメラは一応ありましたが、スクリーンに出演者を映す為のものだったようで。なんかハンディカム程度のはあったみたいですが、ほんとにDVD化の準備はしていなかった模様。 物販にサイリュームがあったのは良かった。今回買いに行くのが間に合わなくてちょうど良かった。次回は手に持つタイプのがあってもいいんじゃないかなあと思いましたよ。蓄光素材のバンドもよかった。次のライブでは忘れなかったら持って行きますよ。ライブ中光ってるのは無理ですけど。 あとパンフが豪華だったなあ。こういうインタビュー記事がたくさん載っているのはとても嬉しい。 シャツとタオルのデザインはちょっと一般向けを狙いすぎかなあと。キャラ絵バーンってのは嫌なんだけど、ギターだったらスクリーミングバンシー(ヴェドゴニアに出てくるギター+銃というステキバカ武器)で作ってくれたら良かったのになあとか思ったり。 個人的にはやはりキラルネタがわからないのが痛い。曲は一応サントラだけ買ってるので知ってますが、思い入れはゲームやった人に比べれば劣るでしょう。かといってBLっつかホモ話がまず受け付けない僕にはあれをプレイするのはどだい無理なわけで、一般向けリパッケージされて出るかホモ除外パッチを出してくれるかしないと無理です。考えてくれませんかねニトロさん。 同じようにキラルから入ったファンの人もデモンベインとかの最近の作品から入った人も、過去のニトロ作品をやってるとなおライブにのめり込めて良いと思うので、これを読んでて過去の作品を未経験の人は次回のイベントまでに是非やってもらえたらもっと盛り上がるかなあ(ニトロの回し者か) |