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"いとうかなこ&Ac.アストゥーリアスライブ
in ランブリングトルネードVSちよれん大サーカス2"
2004/05/03 ライブレポート

ライブ開始前
 予定通り1時間前の電車で会場に到着した僕は腹ごしらえと時間つぶしの為に入り口付近の喫茶店へ・・・などという風に始めるのが僕のいつものライブレポだったりするのだが、今回はライブ、参加できませんでした。(おのれ休日出勤!)
てわけで本来ライブレポは上げられないのですが「これでライブレポ書いてください」とヴァイオリニスト北辻みさ様のご好意によりライブの録音MDをお借りする事が出来ました。
同じくして15日のライブもMDをお借りできたのでこのレポが終わったらとりかかる予定であります。
果たしてMDを聴いたレポでライブの魅力を伝えることが出来るか。その判断は以下をご覧になって決めてください。

ライブ開始
 歓声。会場は既に熱気で溢れかえっている。歓声だけでなく周囲の騒音もかなりのものだ。
ジョイまっくす「みなさんこんにちわ」
観客「こんにちわー!」
ジョイ「ж×℃Ц(ジョイマックスです)!」
うにょごにょごにょと早口で聞こえない自己紹介に笑う観衆。 「もう一回〜」と声がかかると
ジョイ「ジョ¶Юです!」
とさっきよりは若干ゆっくりな名乗りのジョイまっくす。
ヒューヒューと拍手と歓声がジョイまっくすを迎える。

ジョイ「はい、お待たせしてしております。今日はこの時間から、いとうかなこ&アコースティック・アストゥーリアスライブ、お届けしたいなと思うわけなんですが、何故、ジョイがこんなフォーマルな格好しているかというとですね、是非皆さんに、皆さんは別に普段着で良いです。でもこれから演奏するこの素晴らしいアコースティックな演奏は、是非皆さんに聞いていただきたい。ニトロファン以外にですね、えー、アストゥーリアス、あるいは生で聴くのは初めてだ、って人はいっぱいいると思うんですね。その人たちがですね、????伝えたいなと思ってジョイは今回正装してみようかなとこの格好にしてみました。はい。
ま、ニトロプラスで。もう一回言って良いですか?ニトロプラスはですね、とても音楽に力を入れてます。また他にですね。新たなプロジェクトして音楽って言う事にも力を入れようと計画してまして、えーその結果がですね、いとうかなこさんの幅広いソロ活動と今回のアストゥーリアスの生演奏楽器のですね、コラボ、これをちょっと、この場を借りて実現していきたいなということで企画しました。
ニトロサウンドはですね、ジゾッ、ジゾ?、ジゾぉ?ZIZZスタッフ、ZIZZですね、もう皆さんおなじみかと思うんですけどもそのZIZZと一緒に???したアストゥーリアスの素晴らしい音楽をですね、是非ご堪能ください。
司会はジョイまっくすです。どうぞよろしくお願いします。
はい、ということでですね、ご挨拶は凛々しくって書いてあるんですけども凛々しく出来たかな? ということでですね、早速メンバーを紹介、登場していただきます、どうぞ。
はい、拍手おねがいします。ギター、大山曜さんです。クラリネット・・・筒井香織さんです。そして、ヴァイオリン、北辻みささんです。キーボード川越好博さんです」
拍手がステージに登場するアストゥーリアスのメンバーを迎える。

(以下いいかげん騒音で一字一句拾うのは無理になった為トーク追跡は省略)

アストゥーリアスが15年ぶりに結成したこと、昔海外でとても有名だった事を説明するジョイまっくす。
「プログレという意味は・・・ジョイよくわかんないんで各自調べてください」
と笑いを取る。一曲目のグローバルネットワークがハロワの曲であること、そしてアストゥーリアスのアルバムに入っていることをここで宣伝。

1.グローバル・ネットワーク
 かなりの騒音と喧騒の中始まった演奏。曲が始まってしばらくすると周囲の喧騒が僅かに収まったような。ステージに興味の無かった人たちもすこし気になり始めたのだろうか。
周囲の騒音さえなければかなり高調子を思わせる演奏。逆リハで丸一日待たされたとは思えない。

2.Marching Grass on the Hill(NTT東日本CM曲)
 おそらく公共の場でフル演奏がされるのは初めてだろう。
確かにオープニングこそ「流氷」に似た感じがしなくも無いが、こっちの方が哀愁漂う感じ。
清らかな旋律が騒音を押し流そうと抗う。各楽器のメロディが複雑に絡み合う前半部を越えるとピアノが軽快でいて力強いリズムを刻み始める。ヴァイオリンとクラリネットのメロディも跳ねるように躍動感を増す。大山さんのギターは要所で聞こえるもののやや控えめに他の楽器を支えるような感じでリズムを刻む。
組曲形式のこの曲は流れるような前半部、躍動感のある中間部、そして前半部に戻るかのように後半部は緩やかに纏まる。
シャマナ・シャマナの曲の要請を受けていた時期と重なったのか、ケルトの匂いがしなくもないと思った。

ここでゲストの紹介。奈須野綾さんが登場。

3.ディスタンス
 川越さんの手元がカメラで大写しにされたという。おそらく観客は度肝を抜かれたであろうが、いつもよりテンポが速い。
北辻さんによれば、パーカッションが入ったおかげでいつもより弾きやすかった気がするとの事。
それ以外は多少テンポが速いことを除けばいつもの、絶好調と思われるサウンド。ウィンドベルの入るタイミングがとってもナイス。

ジョイまっくすは「司会を忘れて浸っております」と。
そしてここで、いとうかなこさんが登場。

4.BLAZE UP
 サビの部分から始まる変則アレンジ。テンポの良い導入に観客も思わず手拍子。
BLAZE UPであるとわかるや、拍手の量も若干増える。
サンバアレンジという事で、情熱的かつさわやかな印象。
アストゥーリアスという変則構成の為、いつもとかなり違うBLAZE UPに歌だけでなくBGMの魅力も倍増。間奏の演出などもいつもと違ってBLAZE UP好きには堪りません。
うーん非常にノリがよいです。奈須野さんのカホン(椅子代わりの箱を叩いているように見えるアレ)がダダン、ダン、ダン、と心地よい打楽器音を響かせる。思わずレポ書きながら指先が踊る。これCD化されないかなあ。
ちなみにこのカホン、いとうかなこさんの四谷天窓ライブの時にしげそ兄貴が使ってました。欲しいぞカホン。

そして演奏が終わり、アフパラのソングランキング1位をとった曲である事を強調するジョイ&かな太郎。ええ、僕もイチオシですとも。

5.涙尽鈴音響(れいちんりんいんしゃん)
 おなじみの大山さん作曲のバラード。コーラスが無くパーカッションが入ってアストゥーリアスの構成だといつもと若干違うような気がしなくもありません。いや、歌以外の楽器の構成がシンプルになっている分それぞれの音が聞き取りやすい感じかな。でもってウィンドベルが要所で良い味出してるかと。

ここで15日のライブの告知。
それからデモンベインPS2版の宣伝。筒井さんがデモンベインのBGMを13曲提供している、と。「一番有名なのはドクターウェストの曲」。
(ZIZZの)メンバーは固定していない、ZIZZはどんどん横に繋がっていく。

6.天意悠久
 ピアノバラードバージョン。序盤を聴いてピアノ伴奏オンリーってのもアリなんじゃ?と思えてしまうが、やはりこの音が増えていく感じ、好きだなあ。憎い演出です。
最初はシンプルに、途中で音数が増える所なんて震えるくらい良い。
途中でいつもなら歌詞が入るところがインストゥルメンタルになってびっくり。(2番の「暁の邂逅」の部分)
曲の構成が若干変わって、「暁の邂逅、黄昏の喪失」の辺りがインストゥルメンタルでメロディ繰り返されるアレンジになってます。
ヴァイオリンの奏でる主旋律、素晴らしい〜。
後半になればなるほど、ぐいぐいと盛り上がる。BLAZE UPの時の突き上げるような盛り上がりとは違った盛り上がり。
最後に館内放送が入ったのがとても惜しい。ほんとに。

最後に再び全員のメンバー紹介でライブは終了しました。


 レポを終えて。聴きにいけなくて非常に悔しい〜。しかしほんとに、こんな周りがうるさい中での演奏で、出演された皆さんは大変でしたね。水戸黄門の印籠でも出して「ええい、静まれ、静まれ〜」と周りを静かにして回りたいくらいです。

なお、アストゥーリアス公式HPでもライブレポが上がってます(Report内参照)。写真もいくつか見られますのでまだの方は行かれる事をお勧めします。


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