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"いとうかなこJazzライブin千駄木Django"
2003/08/05 ライブレポート

今日のライブは曲名がみんな英語で聞き取れなかったので(ヒアリング能力皆無)セットリストがスカスカでダメダメですのでご了承ください〜

ライブ開始前
千駄木駅を下りて(階段は上がるのだが)ほんとにすぐの場所だった。
看板などが目立たないので一瞬迷ったが地図を把握していたので問題なくたどり着くことができた。
地下へ下りる階段を経てドアを開けるとそこは細長いすごく小さなBar。
席数は20程度で四谷天窓よりも小さいだろう。

カウンター席に着くと出演者の皆さんが僕の後ろの席で相談している。
あー、こういう小さい所なら撮影OKだったかも。迂闊だった。
程なくして四人の出演者の方々は外に出ていった。
僕より先に4人ほどの客が来ている。会話の内容からいとうかなこさんのファンである事が伺えたが、掲示板の人達かどうかまではわからない。
時刻はそろそろ7時。演奏は8時からだ。
目の前ではお姉さんがキッチンを忙しそうに走っている。一人で切り盛りしているのだろうか。どうやら今日に限って一人で大変なようだ。

ディナータイムに店に入ったのでメニューから選んで決めようと思ってグラタンにするかミートボールにするか迷っていたら(おなかが減っていたので腹にたまるものがほしかったのだ)隠しメニューのカレーがあるとかで「じゃあそれにします」と、カレーにしてみた。アルコールはZIMAで。
カレーが出るのに時間がかかったからか、枝豆をサービスしてもらった。
力レーはサフランライスに茄子とひき肉の力レーだった。なかなか美味。
あと30分ある。ヒマ〜

さてメンバーが戻ってきていつのまにか席が埋まってしまった。
いとうさん髪を切ったと言っていたが肩口くらいになっている。これくらいの長さもけっこう似合いますね。

ライブ開始
さて席に座りきれない客が出はじめた頃、演奏が始まった。
坊主頭のドラムの人はトラディショナルゲリップだった。
3人とも乗りが良くて息が合っていて良いかんじ。
2曲目に入った所でマスターと思しき人がカウンターの中に。
いとうかなこさんの出番は4曲目以後のよう。
しかしドラムの人、よくあんなにFillinの引き出しがある物だ。
いとうかなこさんは赤いワンピースで登場
八畳島に行ったせいか少し陽焼けした感じ。
4曲目は「You'd be so nice to come home to」松下電器か何かのCMで使われていて聞いたことがる曲だった。いとうさん的曲名解釈は「家に帰ってもしあなたが居てくれたら嬉しいわ」だったんだけど、マスター曰く「あなたが帰ってきて私が居たら嬉しいでしょう?」が正しいのだそうで。でもいとうさんは自分の解釈で感情移入できたので、別に訳が間違ってても気持ちがこもって歌えればいいんじゃないかなあと思ったりした。ほら、「上を向いて歩こう」だってアメリカじゃ「SUKIYAKI」ってタイトルにされちゃってるし。
5曲目の「over the rainbow」はわかったけど(最近買ったサックスとギターのアルバムに収録されてたんで。)他はあまりわからなかった。
いとうさんは休み時間にはお店の手伝いしたりお喋りしたり。「最初からここにいらっしゃいましたよね?」「はい。Efinです」「ああ〜」と、思い出していただけた様子。
ZIMAが無くなったのでマイヤーズ(ラム酒)の水割りを頼んだ。

2部
酒とバラの日々(インスト)
fly me to the moon
映画「For the boys」よりCome rain or come shine
70'sポップス、キャロルキングのIt's too late

2部が終わり、BGMで流れているのはヨーロピアンジャズトリオというグループのCDらしい。
A列車で行こうじゃないし、なんだろうこの曲、と思い「マスター、この曲なんでしたっけ?」と聞くと「ええと、くるみ割り人形だよ」とお答えになる。
ジャケットを渡されて、殆どがクラシックのジャズアレンジであることに気づいた。マスターお勧めの一枚だそうで。アルバムは幻想のアダージョ
3部
ほんとはもう帰るつもりだったんだけど雰囲気が良いのご最後までいることにした。

It don't mean a thing  Swingのリズムがノリノリ。
Lovin' you ドラムがボサノバしてていい感じ〜
キャロルキング you've got a friend.
ジャムセッション風メンバー紹介

本日のメンバーは北川拓(Guitar)、須川こういち(Bass)、水口泰邦(Drums)、そしてVocal,我らがいとうかなこ嬢でした。(敬称略)
というなんともセットリストとしてはレポになってないものなのであるが、けっこう今日歌われた曲はJAZZとしてはスタンダードな曲ばかりなのだそうで。
もっとジャズも色々聴かないと学が浅いなあと痛感。
それにしても3人の奏者の上手い事、息のあってること、そしていとうかなこさんの歌声がJAZZYでマッチしていること。
そして今日最後に飲んだバカルディ(ラム酒。ブラックラグーン1巻25ページに出てくるアレ。度数40)が気に入って、久々に幸せなひと時という感じでした。
酒好きでもない僕が「お酒がおいしいなあ」と思えたのはひとえにこの名演奏があったからではなかろうかという貴重な体験でした。
それにしても良い店ですよここは。千駄木Django、僕のお勧めのお店リストに久々の追加でした。
月曜定休です。それ以外ならきっと何時行っても良いJAZZとおいしいお酒にありつけますよ。そのときは是非カウンターに座って小粋なマスターとJAZZ話でも。


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